働く仲間にインタビュー (デザイナ編)
働く仲間にインタビュー
エスディーテックで働くデザイナ職の2名にお話を伺いました。
部長の山田さんと入社3年目の海野さんに業務内容から雰囲気、働き方などについて語って頂きました。
デザインエンジニアリング1部
山田部長
デザインエンジニアリング2部
UX/UIデザイナ 海野さん
エスディーテックの特徴について教えてください
山田 当社はクライアントワークがメインで、クライアントが抱えているユーザーに対して、より良いユーザー体験を提供するために、デザイン思考や人間中心設計のプロセスを活用し、新しいサービスの開発や既存製品の改善を考えたりしています。 また、当社には現時点でデザイナとエンジニアがそれぞれ30~40名程と、ほぼ同じ比率で在籍しておりまして、デザインとエンジニアリングの統合により、実現性の高い提案、つまり地に足がついたデザインができるのが特徴です。 一般的にはデザイン会社にデザインワークなど一部の業務をお任せするケースが多いのですが、その場合、実際にものを作る工程で課題がわかり、当初実現しようとしていたユーザー体験自体が崩れてしまうことがよくありますが当社ではより良いユーザー体験をデザイナが考え、エンジニアリングの力を使って実現していきます。 そのようなデザイナとエンジニアが共創する取組みをデザインエンジニアリングと呼んでいます。
海野 今まさにアプリ制作のプロジェクトに参加していて、デザイナとしてこんなことがしたいと思い描いたとしても、これはちょっと難しいとか、現実的に実装できないということが多々あったりします。その中で、エンジニアと一緒に改良してお互いの知見だったり、専門知識を出し合いながら最善策を考えていく過程で、すごく今デザインエンジニアリングしているなと実感することがあります。 また、リアルタイムで困ったときにエンジニアにすぐ相談し、円滑に進むというような場面も多くありますね。
人間中心設計について教えてください
山田 人間中心設計はISOにも定められていて、ユーザーの利用時文脈に基づいて、どのような体験やデザインを提供するのが良いかということを検討するためのプロセスで、HCD(Human Centered Design)プロセス、人間中心設計プロセスと呼ばれるものです。 一般的にはUI/UXという単語で一つに括られている企業が多かったりしますが、当社はそこを切り離して考えていて、ユーザー体験(UX)とそれを実現するためのユーザーインターフェース(UI)は別物として捉えています。 最適なUXを検討をするための手段として、人間中心設計プロセスを取り入れています。 そのため、いきなり表層的な見た目のUIに入っていくのではなく、ユーザーに対してどうのような体験を提供すべきか、どうすれば利用時品質が高くなるかなどを検討した上で、UIの世界に落としていくということを意識して取り組んでいます。
海野 自分が作り手の目線になり過ぎないということを意識しています。モノづくりをしていると、つい作り手の都合に寄り過ぎてしまったりすることがあるので、なるべく自分がそのユーザーになりきり、類似サービスだったり製品を使うときにどう感じたかということを思い出しながら、使った時の感覚を取り戻しつつ、この画面を使うユーザーの心理はどんな状態で、その時に必要なものは何なのかという利用時品質を考えてデザインをするようにしています。
お客様がエスディーテックに期待していることは何だと思いますか?
山田 アプリケーションやサービスの開発、それとは別にデザインコンサル、エンジニアリングのコンサル的な立場としてお客様のチームに入っていくこともあります。 お客様は、世の中に新しいサービスを出したいんだけれど、どんなプロセスを取ればよいのかわからない、また後続の商品を作りたいんだけれど、こんな課題があってそれに対して解決へのアプローチがわからない、というような悩みを持っている企業が多いです。 そこに対して改善だったり新しい切り口だったりを提供していけることがエスディーテックの価値と考えています。 このような動きをすることで、お客様から「こんなやり方をすれば良いのか!」とか、「次のプロジェクトで、自分たちが主導してこれをやれるようになりました!」という報告をしてくださる方もいたりして、我々が考えたプロセスがお客様のチームにも浸透し、お客様が抱えている最終的なエンドユーザーにも波及して、より良い体験を届けるためのきっかけになっているんだなと感じることができたときは嬉しいですね。
山田さんから見て、どんなデザイナーが活躍できると思いますか?
山田 論理的な思考力は大事になってくるポイントかと思います。 お客様と話すための会話の構成力や、自分の作ったものに対するロジカルな説明なども必要な能力になるのかなと思います。 また、エスディーテックのデザイナは結構幅が広くて、先ほど我々はUX/UIを一括りにせずにUIデザインとUXデザインを分けて考えてますという話をしましたが、UXに関わるようないわゆる上流デザインの工程を担当頂く方には、必ずしもグラフィックデザインのスキルが備わっていなくても担うことができますし、UIデザイナやグラフィックデザイナの方々がUXの専門的な知識を持っていないくても、適材適所でチームとして動いていける形が取れればいいのかなと思っています。
海野さんが就職活動を通してエスディーテックを選んだ決め手は何でしたか?
海野 就職活動のときに、利用時品質という言葉を使ってエスディーテックの指針を磨いているところが、私の中ではピンときたところでしたね。 大学でUXデザインやUIの勉強をしてきたこともあり、専門知識を活かせる会社を探していましたが、横文字のサービスデザインやUXデザインという言葉を並べている会社が多い中で、エスディーテックでは「利用時品質」という言葉で語られ、会社全体でUX/UIを大事にしているんだなと感じ、ここに絶対入社したいという気持ちになりました。
実際に入社されて、如何ですか?
海野 会社の指針については、入社前に想像していたイメージのままでした。会社全体で、ものづくりへの考え方や向き合い方がしっかり定められており、自分自身もデザイナとしてぐんと成長できる環境です。 逆に、会社の雰囲気にはいい意味でギャップがありました。 実は、入社する前は結構堅いイメージがすごくあったんですよね。 でも入社してみたら皆さん優しい方ばかりですし、個性的で多様性に富んでいる会社だと感じています。 それぞれの個性がしっかり活きていて、個性をお互いに理解し合いながら、協力して色んなものを作っているという印象が凄くあります。 業務の中でも雑談の時間を結構取って頂いたり、心理的安全性が担保されていて何でも話せる雰囲気です。 社内のコミュニケーションツールで、自分の趣味でもある植物部に入っていて、みんなで写真など投稿し合っています。 普段テレワークなので、このインタビューで久しぶりに山田さんに会えたのですが、先ほど山田さんからかわいい植物を頂きました♪
エスディーテックはフルフレックスですが、お二人は活用していますか?
山田 めちゃめちゃ活用しています。子どもが3歳半くらいなのですが、今となってはフルフレックスかつテレワークじゃないと、ちょっと成り立たない感じすら受けています。 子どもをお風呂に入れたり、ご飯や寝かしつけた後にまた仕事を再開する、というやり方ができたりするので、ありがたく利用していますね。 チームメンバーにも、お子さんが体調不良になったり、自身が少し疲れてきたというときには積極的に休みを取るように伝えていますし、みんな上手に活用してくれているかなという感触を受けます。みんなが活用してくれると私も使いやすくなりますからね。
海野 体調不良でちょっと休みたいというときに、皆さん理解して下さるので、いったん休憩して整ってから業務に集中、という中抜けみたいな形でも利用できるので、すごくありがたいです。
最後に、エスディーテックへのご入社を検討されている方に、メッセージを一言
山田 上流の体験デザインから実際にユーザーとの接点となるようなアプリケーション開発までやっているので、上から下までの工程を知ることができるチャンスがあるというのも特徴だと思います。 一人のデザイナーとして、幅広く経験を積むことができるので、すごく価値がある人材になり得る会社だと思っていますし、そういった点でお勧めしたいなと思います。
海野 私が特にお勧めしたいのは、成長を一緒に模索してくださる上長・先輩がたくさんいる点です。 デザインという言葉が持つ意味の領域が広がってきている中で、一人一人自分が成長していきたい方向性や将来像が違うと思いますが、なるべくそれぞれに合わせてプロジェクトを引き合わせてくださったり、お仕事を振ってくださるのですごく有難いです!感謝しかない!そんな環境です。