Columns
はじめまして。
エスディーテック株式会社代表の川端と申します。
まずは、よもやま話から始めましょう。
先日、箱根仙石原にあるスポーツカー、スーパーカーレンタルのFun2Driveさんに、 知人たちと4人で行ってきました。
手前に現行スープラ、バスの後ろに湾岸ミッドナイトのS30Zが写っています。
今回は、初代NSX NA1を借りる予定が、申し込んだ人が間違えて、 新型NSX NC1を借りてしまい、思いがけず2600万円の車に乗ることに(冷汗)。
それともう1台、平成20年式のロータスエリーゼを借りてドライブしました。
NSXはまさにスーパーモンスターカー。
エンジンとモーターのハイブリットで、アクセルを踏むとモーターの力でスッと押し出され、綺麗に回るエンジンとシームレスに繋がって、車がものすごく軽いかのような加速で気持ち良すぎる。
電子制御が凄まじく、路面の凸凹は感じられず、でもコーナーでは踏ん張って安定した姿勢、かつ、電子制御の力で旋回して行く。
プロのドライバーからは酷評されることもあるNSXですが、プロレベルの人には電子制御が余計なのでしょう。
一般のドライバーには快感そのもの…まあ買えないですが。 間違えてNC1を借りてくれて良かった(笑)。
もう1台のエリーゼは、速くないけど楽しいという評判通りの車でした。
マニュアルですが、クラッチが繋ぎやすく運転しやすかったです。
この車は電子制御ではなく、車の特性で旋回していく。
ハンドリングバイロータスと言われるだけのことはある。
路面の凸凹はガンガンお尻にきます。
でも、これはハマる人が居るのはわかる、ワインディングロードがほんと楽しい。
今回、4人で運転を交代しながら芦ノ湖周辺をドライブして、オヤジ4人が子供の笑顔で箱根をあとにしました。
「デザインエンジニアリングとは何?」
ウェブで検索すればいろいろと出ています。
ChatGPTでもそれらしい回答が出されます。
私はシステムの開発において、理想はひとりの人間が、 デザイナでありサイエンティストでありエンジニアであることだと思っています。
そんな人はまず居ないと思うけど、実はこの理想が当てはまる人が居ます… 建築家です。
建築家は建物を、使い勝手良く、見栄え良く、デザインします。
しかし、いくら素敵な建物でも、空気の流れが悪かったり、断熱性能が低かったり、 結露しては、快適に住めません。
大地震がきても大丈夫な強度が必要ですし、メンテナンスのしやすさ、 将来のリフォームを見越した設計(デザイン)が求められます。
性能と品質も重要なUXなのです。
そして、建築家は、予算の中で素材や工法の選択をしなければなりません。
まさにエンジニアリングです。
建築家を理想のデザインエンジニアと考える理由がお分かりになるかと思います。
UX/UIとはこうであるべきです。
建築工学は、工学系の学問の中では特殊なのかと思います。
他の工学はサイエンスとエンジニアリングであり、デザインの要素はありません。
システムの開発においても、建築家のようなデザイン(設計)をするべきであり、 どうすれば良いかを考えて出てきたのが、私のデザインエンジニアリングの姿です。
デザイナとエンジニア、そして、サイエンティストが、チームを組んでデザイン(設計)することで、建築家のような開発をすること。
これがsdtechが掲げるデザインエンジニアリングです。
使いにくいシステム、使っていてフラストレーションのたまるシステム、 これらの欠陥システムが、世の中に溢れているのではないでしょうか?
上流工程でデザイナを入れる必要性を知らない方が、まだまだ多いと思います。
どうか、家を建てる、マンションやビルを建てることをイメージしながら、システムの開発に当たってください。 そこでどんな特性や機能を持つ人が必要か考えていただきたい。
私の考えるデザインエンジニアリングについて、話してみました。
最初のブログなので、なぜデザインエンジニアリングをやりたいと思ったのか、 どうしてエスディーテックを立ち上げたのかを書こうと思ったのですが、 それを語ると、とても長い話になります。
そもそもどうしてコンピュータに興味を持ったのかという、 とんでもなく昔まで遡るので、次回以降、そのあたりを話していきます。