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UXとUIの関係とは(社長ブログ)
2023年7月25日

今回も、よもやま話から。
7月初旬に、久しぶりに富士スピードウェイに行ってきました。 朝まで雨でしたが、すっかり止んで富士山が顔を出しました。暑いです。

サーキット走行時、エアコンはOFFにします。 ONだとパワーを取られ、燃費も悪くなります。
フルアクセル、フルブレーキで走るのはとても楽しいですが、今日は楽しい云々ではなく、安全の確保について話します。
富士のスポーツ走行は、1回30分ですが、寒い冬であっても汗だくになります。 僕の場合、何本か走れば、翌日は筋肉痛です。
コーナリング時のGは強く、それに耐えて身体を支えるのは、両足とハンドルを持つ両手だけ。 足と腕に力を入れるために、腹筋や背筋も使います。
バケットシートと6点式シートベルトを装着し、身体を固定することで、 安全性を高めるとともに、Gに耐える力が軽減されます。

普通のシートベルトでも、衝突時に身体が固定されますが、車が横転した場合とかを考えると、 圧倒的に安全だと思います。
サーキット走行時、長袖・長ズボンを着て、グローブをすることが義務付けられています。 ジーンズにトレーナーでも走行できますが、僕は耐火性のあるアンダーウェアを着て、 耐火性のあるレーシングスーツを着ています。
次にヘルメットとハンスです。


ハンスはヘルメットより高額でした。重要なアイテムなのです。
高速での衝突時、身体はシートベルトで固定されていますが、重量のあるヘルメットを被っていて、 そもそも重い頭は固定されていません。 どうなるかと言うと、首が伸びて頭だけ持っていかれ、そして反動で戻る…首の神経を損傷してしまいます。
ハンスをヘルメットに装着し、ハンスを肩からかけるシートベルトで押さえることで、頭が固定されるのです。
あと、車のメンテナンスをしっかりしておくことは、言うまでもありません。
激しく車がぶつかるとか、車が燃えるとか、頻繁に起こることではありませんが、 もしもに備えておくことが、どんな遊びでも大切だと思います。
スピードを出すのが好きな方は、一般道では道路交通法を守り、サーキットで楽しみましょう。
「UXとUIの関係とは」
多くの方が、「UI/UX」と一括りで言います。
しかし、UXとは何か? UIって何? UIとUXの関係とは? と問いかけても、明確な回答はなく、多くの方が曖昧にフワッとした感覚で 「UI/UX」と言っているように思います。
UXとは製品・サービス(以下、ここではシステムと称します)を通じて得られる体験であり、 ユーザー体験と称されています。
ユーザーは何かの目的があってシステムを利用するのですが、目的はユーザーによって違うこともあります。
ECサイトを訪れる人は、明確に買い物を目的とする人も居れば、 広告に反応して何気なく訪れる人、暇つぶしが目的の人も居ます。
そして、そのシステムの利用を通じて体験があり、体験の良し悪しで、 ECであれば商品を買う/買わない、また訪れる/訪れないが結果として出ます。
ユーザーにとってはシステムの良し悪しはどうでも良いのですが、良し悪しの判断はされています。
さて、エンジニアとしては、UXはユーザー体験というもので…で終わるわけにはいきません。 開発できません。
デザイナが定義したUXを具現化するのがエンジニアの仕事ですから、 エンジニアにとってUXとは開発するシステムの目的になります。
そして、その目的を実現するための手段がUIになります。
エンジニアは具現化するUXがシステムの目的としてクリアに見えている必要があり、 そうしてUIの開発も可能になります。
エンジニア視点で考えると、UXは目的で、UIはそのための手段という捉え方で良いかと思います。
UXが食事をすることであれば、箸やフォーク、ナイフ、お皿などの食器がUIです。
和食やイタリア料理を食べるという体験、 そこで 発生する、美味しい、美味しくない、満足、不満、高い、安い、という感覚…人によって違いますが、 主観が発生します。
レストランでの食事は、空腹を満たすことだけが目的なら、レストランはUIですし、 そのレストランで食事を楽しむことも目的なら、レストランはUXでもあります。 心地よい、楽しい、とかで、また来る、来ないと思うことは、食事の味だけでない要素です。
旅行で鉄道を使う場合、列車はUIですが、その列車に乗ること自体も目的であれば、列車はUXになります。 海外からの旅行者にとって、新幹線に乗ることは、多くの場合、目的になっていると思います。
UIでもあり、UXでもある場合は、良いUXを思い描いて設計し、そのためのUIを考えることになります。
ここでやっかいなのは、UXは体験を通して感じるもの、すなわち、主観だということです。
主観となると、エンジニアにとってはロジカルに捉えられず、取り扱いに困るのではないでしょうか? エンジニアが自分なりに考えたとして、それはそのエンジニアの主観であって、 ユーザーの主観を 捉えているのでしょうか?
デザイナは、自分とはまったく違うタイプのユーザーを対象にしたUXを定義して設計します。 そこにはロジックがあります。
デザイナは右脳型で、エンジニアは左脳型というイメージを持っている人が居るかと思いますが、 そうではなくて、デザインはセンスではなくロジックなのです。
もちろん右脳は大いに使いますが、右脳を大いに使うのはエンジニアの場合でも同じだと思います。
次に、UIとUXの関係で意識しておく必要があるのは、UXがうまく考えられていないと、 いくらUIで頑張っても、どうしようもないということです。
どんなに素晴らしい食器を用意したところで、食事が美味しくなければ、悪い体験にしかなりません。
UIが良ければUXが良くなるとは限らないのです。
逆に、美味しい料理を出したとしても、切れないナイフや汚れたお皿では、良い体験にはなりません。
外食する時は、多くの場合、お店で過ごすことが目的でもありますので、 店員の態度が悪くサービスが悪ければ、良い体験にはありません。
UIが悪くて、良いUXになることはありません。
まずUXを定義し設計する。そして、そのUXを実現するためのUIを定義し設計する。 これがしっかりできていれば、安心してシステムの開発に邁進しましょう。
どんな人にどのように喜んでもらいたいのか… これが鮮明にイメージできていれば、良いシステムができるのだと思います。
次回は、UIとはコストである?につ いて話をしたいと思います。