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こんにちは、そしてはじめまして!
今回ブログ初投稿するマーケティング部の若井です。
本年度も新人研修の実習報告会がオンラインで開催され、執行役員や部長陣も含め50人以上が参加しました。
今年は2024年卒の新入社員3名がこの実習に取り組みました。
- Aさん:UX/UIデザイナ。アニメ好き、Mrs.GreenApple推し。
- Hさん:UX/UIデザイナ。散歩愛好家。
- Kさん:エンジニア。生粋のアニヲタ。
それぞれの力を共創して発揮できるように、Webアプリのプロトタイプの作成がお題となりました。
実習テーマは
「リモートワークのコミュニケーションにおける課題を解決する社内コミュニケーションツールの制作」です。
この実習では、ツール開発における企画~試作・評価の実施として、
・デザイナとエンジニアの共同作業を学ぶ
・実案件に似た情報管理・伝達などの方法を体験
上記2点が目的とされました。
例年、実際の案件で使える情報の管理・伝達方法を習得するために、クライアントを想定した形式を実習に取り入れていますが、
今年は、自社内の報告やコミュニケーションの課題解決に取り組んだ実習となりました。
新人の3名は、現場でのコミュニケーションツールの使用経験がないので、
社内の既存メンバーに、対話においてどんな問題点や悩みがあるのかについてインタビューを実施しました。
そこから、このテーマにおける社内のコミュニケーションにおける以下の課題点に注目しました。
・リモートのチームメンバーと自分とで互いの状態・特徴を認識しづらい
・声をかけたいけど、リモートは雰囲気が分からず躊躇する
この課題に対して、3名が考案した課題解決に必要なポイントはこちら。
・互いの様子が知れる憩い場を作りたい
・互いに声かけやすく、たわいもない話が気軽にできるようにしたい
スケジュールの策定、要求事項の分析、タスクへの落とし込み、利用技術の選定といった工程もすべて3人で取り組みました。
要件策定イメージ
(しっかりと上流デザインのプロセスを実施しています!)
実習中は、ひとりひとりにチューターとして先輩社員が付き添い、精神面・技術面のサポートもしっかり入りました。
そして…報告会でお披露目された成果物はこちら!
ツールイメージ
(木になるリンゴを触ると投稿内容が見える。リンゴは時間が経つと色が変化する)
ロゴイメージ(結構作り込まれていますね)
はい、かわいい。ロゴデザインが秀逸。
その名も、『キニナル』(仮称)。
(社内メンバーの動向や近況が)気になる > 木になる > キニナル…!
何とも柔軟な発想から生まれた良きネーミング。
このWebアプリは、社内でメインに使用しているメッセージングアプリと併用する想定で作られています。
大きな木をコミュニケーションを気軽に取れる『溜まり場』のような場所と定義づけ、コメント投稿でその木にリンゴの実が付き、リンゴの見た目でコメント状況がわかるなど、見ていて楽しい機能が盛りだくさん。
メンバーの状況確認や声掛けなどができる初期の社員詳細画面&解説
(※ほんとの社員ですが、写真と氏名はぼかしています)
ユーザビリティテストを重ねてさらに機能改善された社員詳細画面&改善ポイント
メンバーの現在の忙しさや声かけの良いタイミングなども画面上で可視化されており、
メンバーとちょっとした雑談や相談事など、他愛のない会話のキッカケを気兼ねなく掴むことができる、という仕組みです。
忙しさの推移を可視化するために、エンジニアが数理モデルを構築しました。
エンジニアが構築した忙しさの推移を読み取るための数理モデル
あしらいや画面遷移を含め、UI/UXはデザイナーの2人がすべてデザインしました。
実習の発表資料の出来栄えも秀逸で、
議題を解決するために彼らが考案したアイデアや制作のプロセス等が図表で明確にまとめられていて、視覚的にわかりやすいものでした。
デザイン面でも、手書きの可愛らしいオリジナルキャラを用いての説明など、プロトタイプ同様に、親しみやすくわかりやすい表現が随所に用いられていました。
また、ユーザビリティテストもあらゆるツールを駆使して多角的になされており、
丁寧な検証と改善が行われていた点も印象に残っています。
報告会の最後には、成果物と要求事項を比較し、未達事項の原因の振り返りもありました。
新人のみなさんからは、
「話し合いで用いる言葉や方向性の認識を揃えることが難しく、それがとても重要と感じた」
「タスクの分担をもっと明確にしておけば、3人それぞれの作業を無駄なく効率的に進められたと思う」
「報連相、ディスカッションの重要性を知ることができた」
といった、我々にも共感できる反省点・感想が挙がりました。
一方で、
「同期の思い出をつくる」
「異なる職種による共同開発の方法を学ぶ」
「報告書、日程、品質へのプロ意識を取り入れる」
といった実習の本来の目的はほぼほぼ達成できました。
素晴らしい。よく頑張りました。
報告会の参加者からの反応は
「とにかく見た目が可愛い、親しみやすい」
「わかりやすい、直感的なUI」
「コミュケーションツールとしてスムーズな導線設計、細部に行き届く便利な機能がうまく盛り込まれている」
など、実習の成果と報告の完成度に高評価の声が多くあがりました。
入社から5月中旬という短い期間で3名にとってたくさんの学びがあった今回の報告会は、暖かい拍手と称賛で終了しました。
以上、2024年卒新人研修の実習報告会の紹介でした!
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